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幼馴染みは裏切り者?【R18】

第3章 違うの?何が?




「まず、こっち見て立ったら?」


1番ムリ。


一松くんのほうなんて見たくないし、目を合わせずらいし、腰抜けちゃって立てないし。


もう、本当になんなの!この体は!


意味分かんない…。私はこんな状態って知ってるなら一松くんが私に合わせてよね。


こういうところ、本気で嫌い。



「一松、くん。私で…遊んでるんでしょ…。

どっか、行ってよ…。」



私が発言した瞬間、一松くんは私の肩を思いっきり掴み、自分のほうに向けた。


おかげで一松くんとばっちり目が合う。


私はとっさに下を向いた。




「そんなに俺が嫌い?」




私はびっくりした。一松くんの声のトーンに違いがあったから。

そのトーンはいつもの暗いトーンでもなく、意地悪なトーンでもなく、

弱々しい声だったから。


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