第3章 違うの?何が?
私は一松くんが…。苦手だ。
それも、ずっと。中学生の時…から。
意地悪ばっかするところ。言いがかりをつけること。
私がトド松くんに寄せている想いの正体に気づいてること。
だから私からトド松くんを無理矢理引き裂くこと…、全てが苦手だ。
私は後ろを振り向かないで座ったままで腰をぬかした。
「いっ、一松くんん…ん!いたんだね…、気づかなかったよ〜あははは〜」
ヤバい、変な汗が出てくる。
ど、どうしよう…。
今度は何されるかな?
おそ松くんをまた呼ばれるとか?お金をせびる?トド松くんに何か言う?なんかの忠告?
不安になりすぎて…ヤバい。