第3章 違うの?何が?
十四松くんの力が強かったのか、私は床に尻餅をついた。
ビックリしたのとお尻が痛かったため、少し頭にキた。
「あわっ!っ…何するのっ!」
「うわー、逆ギレですかー?十四松ー、お兄ちゃん怖いーw」
わっと十四松くんに駆け寄り、嘘泣きをする。
すると十四松くんはキュッと眉を寄せて私に近寄り、また腕をひっぱった。
「今度、兄さん達も、トッティーにも傷つけるようなことしたらタダじゃおかない。」
十四松くんはおそ松くんは『行こう』とだけ言って一緒に2階に行った。
「な、んなの…」
私がぼんやりと尻餅をついたまま、座っていると後ろから声をかけられた。
「面白い…お前、もう一度十四松怒らせてみなよ。
面白くなるよ」
ははっと冷めた笑いをして透かした目で私を見下ろしているであろう
一松くんの声だ。