第3章 違うの?何が?
「…はぁ……」
小さなため息を漏らし、静かな居間に小さく響いた。
「おい、何ため息ついてんだよ。こっちがため息つきたいっつの」
おそ松くんに睨まれ私のため息に、いちゃもんをつけた。
確かに、あんな酷いのを見て勘違いしてしまったら、こうもなるよね…。
私は言い返しもしない、聞いていないふりをして居間から出ようとした。
「おいっ!てめー何処行くんだよ⁉︎」
おそ松くんが立ち上がり、私の腕をガッとつかんだ。
「そうだよ!またチョロ松兄さんに手を出すのっ!?」
十四松くんも続けておそ松くんに掴まれてるほうと反対の腕をひっぱる。