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いろはに鬼と ちりぬるを【鬼滅の刃】

第9章 柱たちと年末年始✔



(随分と柱も、鬼に気を許したものだ)


 ほんの二、三年前なら、想像もできなかった。
 鬼と柱とが共に並んで歩く姿など。

 その姿を見たからと言って、蜜璃のように胸の内に温かいものなど込み上げない。
 小芭内にとって鬼は鬼であり、柱は柱だ。

 それでも。
 その光景に、今この体温を分け合っている隣に立つ彼女が、頰を緩ませ笑えるのなら。


(…存外、悪くはない)


 それもあり得る、未来なのかもしれない。



















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