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いろはに鬼と ちりぬるを【鬼滅の刃】

第22章 花いちもんめ✔



 いやいやと力なく頸を振り続ける蛍の腰を抱く。
 小さな蜜口には大き過ぎる亀頭だったが、十二分に解されてぐずぐずに濡れたそこは、すんなりと挿入を受け入れた。


「は、ぁぐ…ッ」


 それでも少女には暴挙過ぎる大きさだった。
 舌とは比較にならない質量が、遠慮なしに蜜壺を犯し進んでくる。


「くる、し…っ」

「大丈夫、大丈夫」

「ぃ、ゃ…ッ痛…っ」

「あ。まだ痛かった? ごめんね、解し足りなかったかな」


 解す解さないなどは関係ない。
 それを上回る圧量のものが遠慮なしに抉り上げてくるのだ。

 快感はあれど、同じに痛みも伴う。
 震える手で童磨の体を押し返そうとすれば、指を絡め手を握り返された。


「大丈夫だよ。痛いことだって、気持ちよさと交われば大きな快楽になるから。ねっ」

「かは…ッ」


 ずん、と打ち込まれる律動に、乾いた悲鳴が漏れた。
 言葉は優しくも、欲望には優しさなど欠片もない。

 杏寿郎に抱かれた時は、もっと幼い体をしていた。
 それでも受け入れられたのは、始終蛍の様子を伺いながらいつも以上に優しく抱いてくれたからだ。
 愛の契りを幾度も交わして、心で安心して身を委ねられたからだ。

 しかし童磨との間に、そんな信頼関係はない。


「はぁ…蛍ちゃんの中、すっごく狭くてあったかい。俺の魔羅も蕩けちゃいそうだ」

「あ、ぐッお腹、壊れ…ッひぐッ」


 突かれる度に、子宮を押し潰されているような痛みと快感が走る。
 まともに童磨を見ていられない程、火花が散る視界の中で、途切れ途切れに蛍は助けを乞うた。
 まるで腹を突き破られてしまいそうな怖さが募る。


「やめッて、お願…ッ」

「大丈夫だよー、そんなに心配しなくても」


 しかし童磨は大したことないと笑みを浮かべたまま、絡め取った小さな手を握り締めた。


「本当に壊れても、蛍ちゃんは鬼だからすぐ治る。人間みたいに壊れたらおしまい。なんてないからね」

「ッ…」


 相手を陥れるような気配は全くなかった。


「鬼の娘だと俺も加減なんてしなくて済む。よかったねえ、お互いに沢山気持ちよくなれるよ」


 本気で言っているのだ。
 壊れてもどうともないと。

 ひゅくりと、蛍の喉が恐怖で震えた。

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