• テキストサイズ

いろはに鬼と ちりぬるを【鬼滅の刃】

第15章 情炎 あわひ 恋蛍✔



「心配はしていない。煉獄がいる」

「ジャガ…」

「帰るぞ。寛三郎」


 背を向け歩む。
 義勇の足取りに迷いはない。

 思いは託した。
 炎のように熱く揺るがぬ志を持つ彼にならば、彼女を任せられる。
 そこになんの感情もなかった訳ではない。
 それでも吞み込めたのは、蛍自身が選んだ道だったからだ。

 鬼の身でありながら人と歩む道を選んだ彼女の、その想いを大切にしたいと思ったから。


「俺は俺のすべきことをするだけだ」



















/ 3324ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp