第1章 貴方のために[スマイルプリキュア夢]※作成中
子どものころに見ていたアニメ、思い入れも何もなかった。なのにどうして、『私』はここにいるのだろうか―――――
「青木さん!ぜひ生徒会に」
『興味がないです』
「そんなぁ~」
どうも、青木れいかです。いや、本当は違うんですけどね、なぜか青木れいかになってしまったようです。私は働き盛りのOLだったはずなんですがどうしてこうなってしまったのか…。しかも…
「星空みゆきー!お前は何度言えば…!!」
「ご、ごめんなさい~」
…どうやらここは某日あさの女の子向けアニメの中の世界のようです。ちなみに怒られているのが主人公です。そして私はご存じの通り青木れいかとなりました。某日あさの…めんどくさいな、スマイルプリキュアの参謀(?)、キュアビューティ。そう、いわゆる成り代わり―――
いやなんでやねん、冷静に説明したけど意味がわからない、これからどうしろというのだ。
「青木さん!生徒会にはあなたの力がどうしても必要なんです!」
『…だから興味がないといっているでしょう』
「そこをなんとか…!」
ごめんよ少年、君の存在忘れてた。まあ本当に生徒会には入るつもりがないからね。めんどくさいから。それ以外は原作どおりやるつもりだから許して。敬語とか、敬語とか。
『何度も言わせないでください。しつこい人は嫌われますよ、先パイ?』
「うっ……」
…性格キツいのはご愛嬌で。