第7章 Fragrance
なんて言って外に出ると
さすが6月。
雨が降っていらっしゃる。
「っ、くしゅんっ、、」
松川「寒い?」
「少しだけ…です。でも、家すぐそこだし大丈夫です。」
松川「はい、これ着てね~。」
「えっと。ありがとうございます。」
松川さんのジャージ。
いい香りがする。
香水とかじゃなくて。
柔軟剤の柔らかい匂い。
花巻「ねーねー。手!かして?」
??
私の目の前に手を出す先輩。
「手?はい。」
花巻「うわ、めっちゃきれい…。俺、手フェチなんだよね~。本当は太ももフェチなんだけどね!(笑)」
「手?ですか?」
花巻「そーそー。あ、俺の名前言ってなかったよね?」
「あ、はい。」
花巻「俺、花巻貴大。マッキーって、呼んでいいよ~。」ニッ