第44章 終わり
黒尾side
今俺は、とてつもない現実を突きつけられている気がする。
父親「ーーそれで…。」
母親「ええ、そうね。鉄郎はどう?」
黒尾「…どうって……。」
父親「白星ちゃんに今後何かあった時…。守ってあげられるように。」
母親「親戚から承諾は頂いたし……あとは…」
黒尾「ちょ、待ってくれよ。俺ら…付き合ってるけど?」
母親「そんなの分かってるわよ……。だから、無理に別れなさいとは言わないわよ。弁えなさいと言っているのよ。」
父親「鉄郎。本当に白星ちゃんを思うなら……わかっているな?」
なんだよ……
弁えろって。
俺達まだ17だぞ?
ふざけんな……。