第8章 美味しいご飯
斎藤「自分の立場をわかって言っているのか?」
沖田「立場?そんなの、新選組になった時から知ってるよ。いつ死ぬか、なんてこともね。」
斎藤「それならっ」
沖田「だからこそだよ。…僕は、いつ死ぬかわからない…。そのために、いろいろ経験しとかないと、…悲しいでしょ?」
斎藤「……」
久しぶりの、一君との口論…。
ちょっと、言いすぎたかな?
…なんて思う僕って、
優しかったりするのかなー。
原田「…まあ、総司の言うことが、分からなくもないけど…な。」
気をつかってくれる左之さん…。
嬉しいけど、あまり良い顔はしてない。
…自分でも、けっこー悩んだんだよ…
これでもね。
平助「…っ、で…ど、どうする…?」
重くなったその場を元に戻そうと、
平助が苦笑いをして言った。