• テキストサイズ

【薄桜鬼】おかえり、僕のお姫様…。

第6章 キミとの生活


 
 


平助「あ、そうだっ!!」



永倉さんとのケンカが終わり、
みんながいる部屋へと戻ってきた藤堂さんは、
いきなり大声をあげた。



原田「何だよ平助。」

平助「あのさ、俺、千鶴の飯が食いたい!!」

《え゙っ》

『…?』



みんなが一斉に声をあげた。

私は、どうしてだろう?と、首を傾げる。



原田「ちょ、おい待てよ平助。千鶴は右腕を怪我してんだぞ?無理だろ。」

平助「あ」

沖田「まあでも、平助の気持ちが分からないわけでも、ないよ?っただ、その腕じゃあ…不便だよねぇ」

斎藤「当たり前だ。箸でさえ、やっとの思いで使っていたのだ。…飯を炊くなど、右腕が使えなくてできんだろう。」

『…別に、私は──…』



作っても構わない。

…ただ、そう。
右腕が不便なのだ。

そして、もう一つ。
私の作ったご飯が、…新選組のみんなの
口に合うかどうか…。

そこをどうにかすれば、
私は作っても構わないのだ。



永倉「なら、俺たちが援護すりゃあいいんじゃねえか?」

原田「んな戦いみてぇな言い方するなよ…」


 
/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp