第5章 春に出会った
『…~っ…』
ど、どうしよう…
と、俯かせていた顔を
何気なく上げると───
沖田「ん?」
『っ…』
にっこり笑顔の沖田さんと
目が合った。
…その目は、恐ろしいものだった。
【ここに居てくれるよね?居てくれなかったら、斬っちゃうよ?】
と言って…ううん、訴えているような目だった。
…ううぅ……
『…そ、それじゃあ…お、お世話に、なります…』
私はまた、深々と頭をさげた。
沖田「あはっ」
原田「よろしくな、せいぜい飽きさせないように努力するよ。」
斎藤「よろしく頼む。」
近藤「よしっ、そうと決まったら歳たちに報告だ。…雪村くんのご両親にも、ご挨拶に行かなければな。」
ああ…
父上、母上…
どうか心配しないでいてください…(泣)