第5章 春に出会った
???「お前なぁ、女に対してそれは失礼だろ。」
沖田「うー、痛いなぁ左之さん。」
左之…さん?
っま、まさかっ…
原田「よ。初めまして…かな?俺は原田左之助。よろしくな。」
『あ、よ、よろしくお願いしますっ…』
やっぱり…!!
十番組組長の原田左之助さんだっ…!!
…組長の中で、唯一
槍を使っている人…。
沖田「…えっと何だっけ、キミの名前。」
殴られたところを優しく撫でながら、
沖田さんは私を見つめた。
『えあ、千鶴、です…』
沖田「そうそう、千鶴ちゃんね。…あ、さっきの冗談だからね?キミみたいな小さくて細い子が、重いなんて有り得ないし。」
『は、はぃ…』
沖田「あははっ。さっきのキミの反応、すっごく面白かったよ。また今度、あの反応見せてね♪」
『っ/////』
ずっと、笑顔で話しかけてくる沖田さんを見ていると、
何故だか全身が熱くなった。