• テキストサイズ

【薄桜鬼】おかえり、僕のお姫様…。

第5章 春に出会った


 
 



ふと後ろを振り返ると──



???「…ん」

『っ!?』



この人は確か…

三番組組長、斎藤 一…。



『…あ、あの、この人…』



そんなことよりも、いきなり"気絶した男"が
気になった。

見ると、男は
脇腹を抱えてうずくまっている。



斎藤「案ずるな。峰打ちだ。」

『ぁ…』



"峰打ち"の言葉を聞いて、心の底からホッとした。

私はあまり、"赤い液体"は好きではない。



『あ、えと…助けてくださってありがとうございましたっ』



お礼をすっかり忘れていた私は、
焦りながら頭を下げた。



平助「いや、いいよお礼なんて!!…巻き込んだのはこっちだしさ。」

『っ、でも…』

斎藤「この男は、我々が追っていた者だ。逆にこちらから礼を言いたい。」

『え』

沖田「キミが居なかったら、この男を取り逃がすとこだったしね。」



沖田さんは、ヤレヤレといった表情で苦笑いをした。
/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp