第11章 おかえり…。
沖田「…なーにしてるの?千鶴ちゃんっ」
『きゃっ!?』
彼女の後ろから静かに歩み寄り、
背中から思い切り抱きつく。
久しぶりの、愛しい愛しい千鶴ちゃん…。
相変わらず、可愛いね…。
『お、沖田さん…/////』
沖田「んー…千鶴ちゃんの匂い…」
『えっ』
沖田「…やっぱり落ち着く…。」
『…/////』
彼女の背中に、鼻をくっつける。
ふわり…と、彼女らしい、彼女の匂い…。
ああ、癒される…。
『や、やめてくださいよ…恥ずかしいですっ////』
沖田「なんで?僕たちしかいないのに。」
『っ、そう、ですけど…』
ふと、彼女の手元を見ると…
沖田「あれ、それって…」
『あ、はい。野花で、花束を作ったんです。』
小さい花を摘み、
千鶴ちゃんは花束を作って持っていた。
『…沖田さんに、と思って…。』
沖田「ん?なんか言った?」
『っいえ、何でもないですっ///////』
風が強く吹いたせいで、
彼女が何と言ったのか聞こえなかった。