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【薄桜鬼】おかえり、僕のお姫様…。
第9章 そばにいて…
沖田「……寒い。」
あまりにも寒くて、思わず
白い息を両手にふきかけた。
『沖田さん──』
沖田「えっ?」
ふと、彼女に呼ばれたような気がして──…
ハッと、横になっている彼女を見る。
でも、動くはずがない。
喋るはずがないんだ。
沖田「…ははっ…幻聴、かな…」
…──ああ…。
涙腺が緩む……。
沖田「…っ」
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