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文豪さんたちのお部屋

第1章 ひとつめのお部屋-江戸川乱歩


時々疑いたく成る。
君は本当に無自覚かい? 裏は本当に無いのかい?
屹度イエスしか返って来ないのは知ってる。
其れ位彼女は…は真っ白で純粋。


「…僕の事を観てよ。僕の目を観て」

「ら、乱歩さ…」

「…態と? 其れ」


そんな目で…そんな顔で、僕の名前を呼ぶかい?
そんな事したら、どうなるか知ってるだろう?
今頃…彼女の頭はハテナマークだろうか。


「莫迦だなぁは」


キス。そして両手での胸を揉みしだく。
決して大きくは無いが柔らかさだけは一丁前。
服やブラジャーで遮られて居るから頂上が何処かは定かでは無いけれど、其の界隈を親指の腹で強目に擦り付けて行けば、感じ易いはひくひくと震えた。

そんな処を魅せられて、大人しく我慢出来る僕じゃない。


の口内から舌を抜き取ると、カッターシャツとブラジャーを押し上げた。とっくに主張している頂上を視姦する。


「乱歩さん……」

「んー何?」

「そんなに…見ないで下さい…」


恥ずかしそうに視線を背ける顔も其の仕草も。
何て可愛いんだろう、僕の恋人は。
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