アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第8章 届かぬ想い/九条鷹匡
「あぁ……上手だ……良い子だね」
「ンッ……ンッンッ……」
恍惚とした笑みを浮かべ、九条鷹匡はその大きな手のひらで口で奉仕をしている凛の頭を撫でていた。
「もっと舌を絡ませてごらん」
「ン……」
凛は九条鷹匡の言葉に従い、口の中で大きくなっている棹に舌を絡ませて上下に動かしていく。
ここは九条鷹匡の家のリビングルーム。
イタリア製の豪華なソファにゆったりと座る九条鷹匡。彼の股間に顔を埋め、凛は懸命に奉仕をしていた。
(九条さんにもっと褒めてもらいたい)
「っ……ンッ……口の中を……唾液で満たしてごらん」
「ンッ……っ……はい……」
「ハァ……良い子だね……」
「(九条さんに褒められた)」
九条鷹匡に褒められた凛は嬉しくて、笑みを浮かべながら懸命に奉仕を続けていた。
静かな部屋には九条鷹匡の熱を帯びた吐息と凛の口内の水音だけが、いやらしく響いていく。
「そうだよ、凛。僕の言うことをきちんと聞いていればキミは幸せになれるんだよ」
「(はい、九条さん。私は九条さんの言うことをきちんと守ります。だから……私を見て……)」
焦れる想いが凛の胸を焦がしていく。
凛には分かっていた。九条鷹匡の心の中には自分がいない事を
彼の心の中にはゼロがいる。
「(だから九条さんは最後の一線を越えてくれない)」