アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第3章 雨の日/二階堂大和
「ねぇ……今日は丸一日オフだよね?」
「オフだねー」
「お互いにオフだよね」
「そうだな~」
「はぁー……」
わざと大きなため息をついて、つまらないアピールをするのは俺の彼女さんの凛。
お互いにアイドルをやっているから忙しいけど、今日はたまたまお互いにオフ。
まあ、たまにはデートでもしましょうか
なーんて思ってたけど、あいにく外は雨。
しゃーないから俺はベッドに寝転んで雑誌をペラペラ。
凛の反応を楽しんでいるってわけ。
「大和くん……私はあなたとどのような関係でしょうか?」
「彼女さんだろ?」
「あ……一応、彼女って認識はあったんだ」
「ま、そこはわかってる」
「じゃあ、どっか行こうよー」
「んー……行きたいよな」
「でしょ?!」
「でも残念だなぁ……外は大雨が降ってるよな」
「雨の中で相合い傘デートも有りじゃん」
「おまえさんって……」
「うん?」
「乙女だな」
「バカ!!」
「イテッ!」
俺のケツを叩くと勢いよくベットから降りた凛
「もうっ!いいもん、ナギに遊んでもらうから」
俺の気を引きたいのかナギの名前をだしてるし
「ちょい待ち」
「なによ」
「これ、ナギに返しておいて」
「はあ?!」
冗談でナギから借りた本を渡すと、分かり易いくらいに膨れる凛。
可愛いすぎだろ