第5章 ホントはね?
Sside
リビングのソファ
2人並んで座っているけど、黙ったまま時間が過ぎていく
こんなにも時間が過ぎるのが遅く感じたことはない
和が俺の右肩にもたれかかってきた
こんなことされると期待してしまう
N「翔さん…」
沈黙を破ったのは和。
別れ話をするんだ、そう思い体を起こして和に向き合う
和も俺に向き合い、俺の顔をじっとみるがすぐに目を逸らしてしまう
心の準備は出来てる…
和のためなら、好きな人の幸せのためなら
俺は…
「うっ…」
うわ、だっせーな俺…
こんなところで泣くなんてカッコ悪いだろ