第20章 うちのMJ
Nside
潤くんの『良いこと』なんて、ロクなことじゃない
上がった息を整えながら、ゆっくりと身体を起こすと
カラカラと音が聞こえる
チラッと潤くんの方を見ると、
全身鏡を引いてきていた
それを、俺の方に向けると
M「ほら見て?オナニーしてるとこ見られて感じちゃう、淫乱な和が全身映ってる」
「やだ…っ」
俺はまたベッドに顔を埋めて丸まった
だけど潤くんに腕を引っ張られて、
気づいたら潤くんの膝の上にいた
M「ほんと、恥ずかしがり屋だなぁ」
そう言って、さっきまでのSっ気はほとんどなく、優しく甘いキスをされる
だんだんと舌を絡められて、俺のモノはあっという間に元気を取り戻した
M「あ、もう復活しちゃった?ほんと、淫乱♡」
「ちがう…っ、潤くんが…」
必死に首を振り、否定しようとするけど
M「へー、俺のせい?俺が悪いの?」
恐る恐る潤くんの顔を見上げると
笑顔なのに、目が全然笑ってない…
「ご、ごめんなさ…っ」
M「お仕置きね?」
「うぅ…」
M「ん?返事は?」
「…はい」
M「うん、いい子」
すると、俺の身体がぐるんと反転させられた
「え!」
鏡には俺の姿が映っていた