第18章 heal your...
Sside
仕事を終え、時計を見るとあれから1時間が経っていた
そろそろ楽屋も出ないといけない時間
松潤に終わったことを知らせようと目を向けると
そこには規則正しく呼吸をする綺麗な寝顔があった
まさか、この恋が叶うなんて…
いつから好きだったかなんて覚えてない
気づいたらいつも目で追っていた
どんなに忙しくても努力を惜しまない
そんな直向きに仕事に向き合う姿に憧れさえ抱いていた
「潤…」
頬をそっと撫でると、長い睫毛が少し揺れた
そして、少しずつ距離を縮め、
吸い寄せられるかのように、唇を重ねた