第18章 heal your...
Mside
翔くんが、俺のこと… ?
翔くんはリーダーが好きなんだと思ってた
「ほんと…なの?」
S「ほんとだよ?俺は潤が好きだよ」
翔くんは真っ直ぐ俺を見つめて言った
「うぅ…」
その言葉に自然と涙が溢れてくる
S「潤!?」
「うぅ、っ…じょゔぐん…っ」
S「あーあー(笑)よしよし」
翔くんは俺の頭を撫で、そっと抱きしめてくれた
堪えていたものが爆発したように、俺は大声で泣いた
『おかえり〜♡』
ようやく落ち着き、翔くんと楽屋へ帰ると、にやにやした3人が俺たちを出迎えた
N「うわっ、潤くん、なんですかその顔!」
A「わ!早くメイクさんのところ行きなよ!もう時間ないよ?」
時計に目をやるともう撮影開始の30分前
いつもなら準備を終え、スタジオ入りしている頃だ
「ごめん!行ってくるよ!」
俺は急いでメイク室へと向かった