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小さな物語【気象系BL】

第18章 heal your...



Mside

ニノは頷き、時々相槌をうちながら、穏やかな表情で聞いてくれた

N「なるほどねぇ
つまり、大野さんと翔さんが両思いなんじゃないかってこと?」

「まぁ、そんなところ…」

ニノは少し考えると

N「うーん、まぁ、あの2人はお互いがいなければ、ここまでやって来ることはできなかったでしょうからね」

確かにそうだ

翔くんは影のリーダーで、いつもリーダーを支えてきた
リーダーだって、いつも翔くんを気遣いながら、年上2人で頑張ってきてくれていた

俺には入る隙はないってことかな…

ニノの言葉で俺は余計に落ち込んだ


N「でもさ、潤くんにしか出来ないこともあると思いますよ?」

「そんなのないよ…俺はリーダーみたいには…」

N「大野さんと同じことなんてしなくていいんですよ
確かに翔さんと大野さんは、俺らとは違う強い絆があると思います
だけどそれは恋人同士の関係とは違うんですよ」

「でも、翔くんはリーダーのこと…」

N「ま、それは本人に聞いてみてください」

「え?なに言って…」

ふと顔を上げると少し休憩所の入り口には

S「松潤…」

N「んじゃ、俺は先にリーダーと相葉さんとメイク室行ってきますね?」

S「ありがと、ニノも素直になりなよ?」
N「相葉さんったらわざとなんですよ、ちらっと俺の顔見てましたからね?」
S「ははっ、ニノも大変だなぁ」

ほんとですよ、なんて言いながらニノは振り返らず手をひらひらと振って行ってしまった


俺は何が起きたかわからず、ただこちらに歩いて来る翔くんを見ていることしかできなかった


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