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小さな物語【気象系BL】

第17章 夢の世界



Mside

朝目を覚ますと翔の姿が見えなかった

「あれ?今日はオフのはずじゃ…」

寝室を出て翔の仕事部屋を覗くと、
クローゼットを漁る翔がいた

S「あった!!!」

翔が手にしていたのはメイド服

「翔?」

俺が声をかけると慌てて持っているメイド服をクローゼットの中に隠した


S「ど、どうしたの?あ!朝ごはん?い、今から作るね!待ってて!」

わかりやすい反応をする翔が可愛くて
俺の横を通り過ぎようとする翔の腕を掴んだ

「何持ってたの?」

S「な、なにも…」

「嘘つきは嫌いだよ?」

S「うぅ…」

すると翔はクローゼットの中からさっきのメイド服を出した


S「いつも、俺ばっかり気持ちよくしてもらって…
潤にも気持ちよくなってほしいから…だから、これ着たら…いいかな、って…」


恥ずかしそうに両手でメイド服を握りしめながら俯く翔が可愛くてしかたなかった

S「だから、今日の夜ね!着る、から…」

「いや」

S「へ?」

「今、着てほしい」



S「え!?だ、だって!昨日の夜だって散々…」

「こんな可愛い翔を見て我慢出来るわけないだろ?」

S「でも…」

「メイドさんだろ?ご主人様の命令は?」

S「絶対です…」

「よろしい♪」


翔は渋々メイド服を持って着替えに行った

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