第12章 happy
Sside
「そんな怒るなよ…」
M「だって…だって!」
潤の言いたいことはよくわかってる
エレベーターの扉が開いたのにキスを止めなかったから
そしてたまたま俺を訪ねてきていた斗真に見られたから
「別に斗真だって俺たちのことは知ってるだろ?」
M「そうだけどさ!それでも、嫌だよ…翔くんとキスしてるところ見られたんだよ!?」
潤はソファの上でダンゴムシのようになって転がっている
「恥ずかしかった?」
M「すっごく!」
「怒ってる?」
M「ものすっごく!!」
「じゃあもうしない?」
M「それは!!!」
「しないの?」
M「………したい…」
「ふふっ、俺も♡」
俺は潤の横に腰掛け、肩に手をまわした
M「翔く…っん」
触れるだけのキスから、舌で潤の唇を開き、舌を絡めていく
M「あっ…ふぅ、んっんん…」
潤の甘い吐息が俺を興奮させた
「ベッド行こう」
限界が近づいてきた俺は潤を抱えて寝室へ向かった