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小さな物語【気象系BL】
第11章 夢から覚めても
Nside
「バカなこと考えないでくださいね?」
翔さんの考えてることが何となくわかった
きっと、自分よりももっと別の人の方が潤くんを支えられる、幸せな潤くんが憧れる家庭が築ける、そう思っているんだろう
だけどそれは違って、潤くんが前に俺に話してくれたんだ
M『俺は翔がいてくれたらそれで十分で、結婚とか子どもとかそんなのがなくても、世界一幸せな自信がある』って
その言葉を聞いたとき、翔さんが少しうらやましかった
俺もそうやって誰かに愛されたいって思った
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