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小さな物語【気象系BL】

第11章 夢から覚めても



Mside

最近また翔が悩んでる

朝になるといつも翔は震えて、目を潤ませている

翔のことだ、きっと考え込んでわからなくなってしまったんだろう

俺は理由も聞かずにただぎゅっと抱きしめる

「ご飯にしようか」

S「うん…」

食べ終えると俺たちはそれぞれ別の仕事に向かった

少しでも翔の気持ちを軽くしてあげられたら…
だけど、何て声をかけたらいいのかわからなくて、自分の無力さが嫌になる

翔のために何かしてやりたいけど

俺は頼りないのだろうか、俺にはいつも何も言ってくれない

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