第10章 sweet time
Sside
ニノが雅紀を迎えに来た
2人はいつものように俺に礼を言い帰って行く
玄関が閉まる寸前、雅紀は振り返り俺を見た
パタンと扉が閉まると俺は潤に電話をした
下までニノを送ってきていた潤はすぐに上にあがってきた
「なんでニノのこと連れて来ちゃったの?」
M「ごめんなさい…
ニノ、どうしても相葉さんがいいんだって泣いちゃって…俺、少しだけ気持ちわかるから…」
「まったく…
潤は俺のなに?俺は十分お前に与えてるだろ?それでもまだ不満なの?」
M「ごめんなさい!!やだっ…翔さん、捨てないで…っ、うぅ…」
俺の脚にしがみつき、泣きながら懇願した
潤も雅紀と同じ
俺の言いなり…
雅紀を俺のものにしたいと思った
喧嘩して家に来るタイミングをずっと待っていた
雅紀が来たら潤に連絡して、ニノの気持ちが雅紀から離れるよう仕向けるのが、潤に与えた仕事だった