第10章 sweet time
数時間前
N「相葉さん、ジュースちょーだい」
いつものように俺が洗い物をしているとソファに深く座った和が話しかけてくる
目線はテレビを向いていて、左腕だけ俺に差し出した
「かずー、俺いま手が泡だらけだから自分でとって?」
N「えー、じゃあいらないや」
なんだよそれ
「あっそ」
俺も素っ気ない態度をとり対抗した
もう俺たち限界なのかな…
和の方をちらりと見ると、左腕は降ろし、またテレビに集中していた
そんなもんだよな
男同士なんて無理だったんだ
俺は洗い物を終えるとコンビニに行くと伝え外へ出た