第9章 carnival [k]night
Sside
今からしばらく空き時間
こんなに空いていていいのかと思うくらいの長時間
スタッフの様子が少し変だったから、何かのトラブルかと思ったけど、若いスタッフだから無理に聞くのも気の毒だと思った
潤に電話でもしてみようかな…
もしかしたら仕事中かもしれないし、まずメールしてからにしてみようか
そんなことをウダウダ考えている家について1時間が過ぎていた
潤のことを考えるほど会いたくなった
俺は気分を変えようと、外へ観光に出ることにした
カードキーを手に取り、ホテルマンに預けるために受付へと向かった
そしてそこで衝撃的な出来事が起こる
この時はまだ想像もできなかった