第9章 carnival [k]night
Mside
櫻井のツレですと受付に声をかけると、長身のホテルマンが部屋を教えてくれた
幸いにもそのホテルマンは日本語が少し話せるようで、丁寧に対応してくれた
ホ「コッチの、カイダンガイイよ」
親切に近道まで教えてくれて、ほんとに良い人だと思った瞬間だった
ぐいっと腕を掴まれ扉の中に引き込まれた
「え!?!?」
ホ「マツモトクン、カッコイイネ」
かなりの長身で力も強く、腕を振り払うことが出来なかった
両手首を片手で簡単に押さえられ、壁に押しつけられた
「や、やめろよ…冗談じゃないよ…俺は、俺は…翔くんに会いに来たんだ!!」
叫んだのと同時に扉が勢いよく開いた
そして目の前に現れたのは
S「潤!!!」
一番会いたかった
大好きな人だった