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小さな物語【気象系BL】

第9章 carnival [k]night



Mside

翔くんが日本を離れる前日、疲れさせたらいけないと思って「会いたい」と言えなかった

翔くんがいなくなって後悔した

テレビなどのメディアでは、開催前からリオデジャネイロはじめブラジルの治安が心配されていた

翔くんがリオへ行くことが本当に心配だった


そんな俺の気持ちを知ってか、都合のつく時間に必ず電話やメールをしてくれている

それだけでも良かったんだけど、会いたくなってしまった

翔くんにはもちろん秘密

マネージャーやメンバーに協力してもらってここに来ることが出来た

現地にいる事務所のスタッフが空港まで迎えに来てくれた

極秘のプロジェクト?だからファンやもちろん翔くんにバレる訳にはいかない

ス「櫻井さんのスケジュールです」

タクシーの助手席に座るスタッフが振り返りメモを渡してくれた

「ありがとう、ごめんね?無理なことお願いして」

ス「櫻井さんが羨ましいですよ
自分のために心配して来てくれるなんて」

心配だけじゃない

会いたかった気持ちが一番強かった

メモを見ると今日は午後から空いていた

ス「さ、着きましたよ」

着いたのは翔くんが宿泊するホテル

セキュリティーもしっかりしてそうで少し安心した

楽しんできてくださいとスタッフに告げられそこで別れた


翔くん、びっくりするかな?

なんて少し浮ついた気持ちでホテルマンに声をかけた

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