第8章 きっとこれは…?
Sside
床に仰向けで倒れ込んだニノの上に跨がる
顔を真っ赤にして瞳を潤ませたニノが俺を見つめる
N「翔さん…」
「ん?」
N「翔さん……好きっ…」
「ニノ…俺も、……和が、好きだよ」
智くんを思い続ける和を見ているだけで良かった
いや、そう思うようにして
思いを告げることから、拒絶されることから逃げていたんだ
N「嬉しい…っ」
ずっと好きだった
ずっと触れたかった
そんな思いがこみ上げてきて、
もう、我慢出来そうにない…
N「んっ…ぁ、んんっ…」
何年もの思いを込めた口づけ
和、俺の気持ち受け止めてくれる?
胸の先を弄りながら深く激しいキスをする
N「んっ…しょ…ぅ、んん…」
O「あのー、おいらのこと、覚えてる?」