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彼女が□□した日。

第3章 血。


コウくんに吸血されたのが6日前、ユーマくんに血を吸われたのが2日前。


そんな今日この頃。
私はルキさんに呼ばれて無神家にやって来ていた。
ちなみに呼ばれたってのはスマホ。
聞いた話によると、コウくん経由で無神兄弟各位に私のケー番を教えてもらったらしい。




イオ「え、料理?」

ルキ「ああ。
前に一緒に食事した時、機会があったら教えて欲しいと呟いていただろう」

イオ「あー、確かに言ったような・・・」

ルキ「コウから手が空いた時にでもいいから相手をしてやってくれと言われていたしな。
たまには誰かに教えてやるのもいいと思うんだが、嫌だったか?」

イオ「まっさかー。
ルキさんさえ良ければ、私は喜んで教わるよー」

ルキ「ふ・・・、そうか。
ならば何を作るか先に決めなくてはならないな。
今までで作った事は無いが作りたい料理はあるか?」




リビングの真ん中ら辺にあるローテーブルを囲むように置いてあるソファーに座りながら、私は今まで作ってた料理を考えた。

うーん、なんだろ。
作りたい料理・・・。



・・・・・・あ、悩む必要無かった。




イオ「洋食作りたい」

ルキ「・・・洋食?」

イオ「うん。
私日頃和食しか作らないからさ。
ルキさん洋食のレパートリー広そう」

ルキ「広い・・・のかは解らないが、お前がそれでいいなら洋食にしよう。
手始めに作るのならば・・・ハンバーグがいいだろう」

イオ「おー、ハンバーグ。
・・・あれ、でも材料あるの?」

ルキ「晩食の分も作るとすれば、調達する必要があるだろうな。
お前も知っていると思うが・・・」

イオ「よく食べるもんねー、コウくん」

ルキ「その通りだ。
・・・そうと決まれば、使い魔を呼ぼう」

イオ「つかいま??」

ルキ「ああ。
街の近くまでリムジンで送迎させる」




運転してたのまさかの使い魔さんだった。

マジでか。


普通の人間に見えたけど・・・。




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