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あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第7章 夏合宿1日目。



荷物を指定された場所に置くと早速みんなは体育館に移動し、ストレッチを始める。私はみんなの邪魔にならないようにタオルやドリンクの準備をしようと用意してきた荷物を漁る。
あれ、ない。
試合の記録をまとめたノートを自分の鞄の中に忘れていることに気づき、私は1度荷物を置いている部屋に戻った。
昨日まとめ直したため自分のカバンの中にあった試合用ノートを持ち部屋を出ると、入り口の方がざわざわと騒がしくなる。
どこかの学校が到着したかな…?
なんて考えていれば、ざわざわは次第に大きくなる。さっさと体育館に行こうとしたのだけれど、私の背後からかけられた声により私はその場に一時停止。

「おーい!美優!会いたかったぜ!ヘイヘイヘーイ!」
『木兎…朝から元気だね…』

朝から元気な声に思わずげんなりするが、木兎はそんなことはお構いなしに話しかけてくる。

「今日から合宿だからな!俺がスパイク決める姿みてろよー!」
『はいはい。楽しみにしてる。』
「目指せNOペナルティ!ヘイヘイヘーイ!」

そう言いながら木兎は私から離れ体育館の方へと歩いていった。
後ろにいる赤葦が申し訳なさそうに会釈をしながら木兎を追いかけている。
今回も騒がしくなりそうだなぁ。
そんなことを思いながら私は体育館に戻った。

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