第49章 さくら、ひらひら。
ひとしきり泣いた後、様々な連絡事項を聞いて、解散。
なんだけど…
教室では写真の撮り合いだったり寄せ書きをしあったりしていて誰も帰る様子がない。
クラスでの連絡があるというリエーフはをさすがに付き合わせるわけにはいかないから、一度教室に返した。
ちなみに母はいつのまにかいなくなっていたので後でメッセージアプリでメッセージを送っておくつもり。
はひふコンビには「今度家に遊びに行くね」って約束されたし、千景は赤葦との恋について聞かなきゃだからそのうち家に呼ばなきゃ。
だから、永遠の別れではない。
しかし、なぜか盛り上がってしまうんだよね。卒業式って。
クラスのみんなとは写真を撮りあったし、話もいっぱいした。
メッセージアプリのアドレスも聞いた。
集合写真を撮って、20歳になったら同窓会をしようと約束した。
ちなみにクロ達男子バレー部とは体育館で撮ることが決まってるので、名残惜しいけれどお別れをして、私、クロ、やっくんは教室を出た。
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体育館に向かえばバレー部はみんな勢ぞろい。
みんなお揃いの赤のジャージで待ち構えていてくれた。
猫又監督や直江コーチも含め、全員での集合写真をとり、後はみんなそれぞれ写真をとる。
猫又監督なんてご飯が食べれなくなるのが残念だって。
リエーフもいるから、また差し入れ作って持ってこよう。
楽しい時間もあっという間。
名残惜しいけれど、私達は手を振り合って帰宅した。