第48章 甘い甘い罠を仕掛けて。
私は抱き抱えられながら部屋に移動していた。
リエーフに触られるだけでその場所が燃えるように熱い。
『りえ…はやく…』
「もう少し、待ってくださいね?」
そう言いながらリエーフは私の部屋の前を通り過ぎる。
『リエーフ…?へや…』
「今日はこっち。」
そう言い向かったのは両親の寝室。
「美優ママが使っていいって。」
そう言いながらリエーフはシーツの乱れたベッドに降ろされる。
ひんやりとしたシーツに触れるだけで快感がぞくぞくと背中を伝う。
「ねえ、美優さん。美優さんの身体、どうしてそうなってるかわかる?」
きしり
リエーフはベッドに座り、私の腰を撫でる。
『わっ…わかんな…』
それだけで私の腰は立たなくなりへにょりとベッドに崩れ落ちる。
「これ。美優ママが貸してくれました。」
リエーフが私の目の前に差し出したのは小さな小瓶。
それをリエーフは手のひらに2、3的落とすとぺろりと舐めとった。
『なに…それ…』
「媚薬です。」
は?