第47章 またまた!大波乱!
電車に乗って、帰宅。
今日はリエーフのパパとママ…良彰さんとレイラさんは遅めのバレンタインデートらしく、ご飯よろしくー。と連絡が入ったのでうちでご飯。
玄関の鍵を開け…
あれ?
開いてる?
「どうしましたか?美優さん。」
『ドア…開いてる…』
リエーフと私は顔を見合わせる。
こくりと頷きあうと、そっとドアノブに手を伸ばしノブをひねる。
そっと開けると、玄関には見慣れぬパンプスとブーツ。
よくよくみればパンプスはみただけでブランドがわかる代物。
最近の泥棒は現場に靴底が真っ赤なピンヒール履いてくるの?
まーびっくり。
いや、んなわけないでしょ。
『リエーフ…ちょっと待ってて?』
そう言って靴を脱ぎ、私は開かずの扉と化している両親の寝室の扉を開けた。