第47章 またまた!大波乱!
卒業式を間近に控えたある日。
久しぶりの登校日だった今日は調理室を借り切ってパーティをした。
ご飯だけみんなに持ってきてもらって、おかず数種類とスープを作る。
デザートにケーキ2種類を選択してもらった。
ワイワイ騒ぎながら食べるご飯は美味しかったし、みんなと沢山話ができて楽しかった。
それが終われば、部活のリエーフを待ちながら調理室の片付け。
まるまる2ヶ月は調理の授業がないらしいので余ったものはできれば持ち帰って欲しいとのことだった。
だから今日使い切れなかった調味料や粉類を持参していたキャリーバッグに詰めて持ち帰る準備をした。
寂しいな。
3年間、ここで過ごしてきたんだもん。
なんて感傷に浸っていれば廊下を走るぱたぱたという音。
椅子から立ち上がり入り口を振り返ればナイスなタイミングでドアが開く。
「美優さーん!帰りましょー‼︎」
『はーい。』
私は横に置いていた荷物と部屋の鍵と一緒にリエーフの元に向かった。