第46章 ショコラの魔法を私にかけて。
リエーフが肉棒を抜くと、私の身体はベッドに沈み込む。
手早く処理をしたリエーフは私の横に倒れ込み、長く息を吐いた。
「美優さん、大丈夫ですか?」
『ん…』
私がリエーフの腕を軽くぺしぺし叩くと、リエーフは腕を横に伸ばす。
その腕に私は頭を置くとリエーフは私の方にごろりと転がり、背中から抱きついてきた。
「美優さん、チョコレートの香り。」
そう言ってリエーフがうなじの匂いを嗅ぐ。
『くすぐったいよ…リエーフっ!』
「いい香り…」
そう言いながらリエーフは私の胸を揉もうとするから、伸びてきた手をぱちりと叩く。
『今日は無理。おしまいです。』
「はーい。」
少々不服そうな声を漏らしながらリエーフはお休みなさいと、私に声をかける。
リエーフの体温を感じながら、私はそっと目を閉じた。