第46章 ショコラの魔法を私にかけて。
ぺたぺたと廊下を歩く音がぼんやりとした頭にやけに響く。
リエーフは私を抱いたまま器用にドアを開くと私をベッドに乗せ、ベッド横に置いた私のポーチを漁る。
念のため…とリエーフが使わなかった避妊具を入れておいたのが役に立ったらしい。
避妊具の袋の端を噛み、ピッと袋を開けるとリエーフは手早くそれを自身に付ける。
「俺、ヨユーないです。」
そう宣言すると、私の返事も聞かないままリエーフは、私の足を掴み左右に広げぐいと膝を胸に押しつける。
自然と浮いた腰が先ほどの快感の名残で揺れる。
くちゅり。
ぐちゃぐちゃに濡れた秘部にリエーフの先っぽがあてがわれ、卑猥な音を立てる。
リエーフが息を詰めるような声を聞くと同時に、私は一気に貫かれた。
『ああっ!』
余裕がない。という言葉通り、リエーフは何度もなんども私の奥に肉棒を打ち付ける。
奥を突かれる度に甘ったるい声が喉を震わせた。
頭が真っ白になるような快感に耐えるように手近のシーツを握りしめる。
それでも快感からは逃れられず、高みに登りつめていく。
「みゆっ…みゆっ…」
名前を呼ばれ奥を穿たれると、私はリエーフの肉棒を締め付けながらイった。