第45章 ばれんたいんでぃ

「そんなに真っ赤にならなくても…
でも、真っ赤になった美優さんかわいい。」

空いたうなじに噛み付かれるようにキスをされ、身体がふるりと震えた。

『リエーフ…？だめ…だよ？』

「ん？」

とぼけるように返事をしたリエーフはわき腹を通って下から胸に触れる。

『やっ…リエーフ？』

「だってチョコレートの香りのする美優さん美味しそうだから…」

先ほど噛み付いた痕をなぞるようにうなじを舌が這う。
力が抜けてきた頃を見計らって胸を揉んでいる手が、胸の頂に触れる。

『ひゃんっ！』

不意に出た自分の甘ったるい声がお風呂に反響し、恥ずかしくなり口を手で塞いだ。

ガードのなくなった胸。
しめたとばかりにリエーフの両手が後ろから伸び、両方の胸を鷲掴みし強弱をつけて揉まれた。
胸先も指で弾いたり、捏ねたり、時には痛いくらいくりくりと弄られる。

ぞくりと快感が背中を走り、私の背中は弓なりに反り、触ってほしいかのように胸を突き出すような体制になる。

恥ずかしい….
でも、気持ちいい…

暑さと愛撫により、私の頭はぐずぐずに蕩けていった。

「さて、こっちはどうなって…」

身体を支えるようにリエーフの左手が私の右胸を揉む。
空いた右手が水着のサイドのリボンを解く。
片方だけリボンの外れた水着。
大きく空いた隙間からリエーフの手が大胆に入り込む。

『やっ…！だめっ！』

「美優さん、お湯じゃないのが指に絡みつくんですが…
そんなに気持ちいい？」

リエーフは指をつぷり、と埋め込むと入り口をくるくるとなぞるように指を動かした。

『やんっ…』

小さく否定の言葉を吐きながらリエーフの手から逃げようとするが結局浴槽の縁を掴むだけで、逃げることはできない。

「美優さんの中とろっとろ。中、広げるよ？」

そういうとリエーフはもう一本指を増やし、指を左右に割り開いた。

『っ…！それやっ！お湯っ！なかっ！』

「うん。入ってるね。いつもよりナカ広がってる。」

自分のナカをお湯が満たしていく。
いつもと違う感覚に身体がぶるりと震える。



いつのまにか指が増えていたようでナカをうごめく感触が強くなる。

その度私の身体は跳ね、ぱしゃりぱしゃりと水面を波打たせた。