第42章 ねんまつねんし。〜初詣とその後。〜
『…で?クロはなんで私の部屋に?』
とりあえず私は汗や何やらでどろどろになったTシャツやら何やらを着替えるために1度2人を廊下に追い出して、着替えてからまた2人を部屋に招き入れた。
「ああ、トイレットペーパーなくなりそうだから予備追加しておこうかなって思っただけだ。」
『あー、ごめん。トイレ前の扉の中に予備が、それがなかったら買いに行かなきゃなんだよなー。』
「じゃあ午後はショッピングモールとか行かね?福袋とか安売りとかやってるんじゃね。」
「いいっすねー!行きましょう!」
『リエーフ…寒いんだったらお布団にくるまったら?』
リエーフは、私の背中にぺったり抱きついている。
さすがにクロもいるから恥ずかしいんですが…
それを伝えると…
「美優さんあったかいんですもん。」
『リエーフってば…』
「はーい、2人の時間禁止ー。」
突然私達に割り込むクロ。
はあとため息をつき、時計を見ると11時を少し過ぎたところ。
『目、冴えちゃったしお昼ご飯の準備でもしようかな?クロ、コーヒー入れるけど飲む?』
「おう。」
「美優さん。俺、ココア!」
『はいはい待ってね?』
そう、言うと私は立ち上がりキッチンに向かった。