第41章 ねんまつねんし。〜第3体育館組、再来。〜
人が喋る声がして私は目覚めた。
むくり、体を起こすとリエーフがおはよーございますと声をかけて来た。
『おはよ…リエーフ。今何時?』
「4時ちょっと前ですよ?今、順番に風呂入ってる所です。」
「じゃあ、私、出かける準備、してくる。」
寝起きでふわふわした頭をしゃんとさせるため、洗面所に移動。
…しちゃいけないか。
お風呂、入ってるんだもんね。
直前で行き先をキッチンに変更。
キッチンで顔を洗い、部屋に戻るとクローゼットを開けた。
さて、今日はどうしようか。
クローゼットを見まわし、適当にベッドにほおって行く。
この前買ったスタジャンと、白のハイネック、あとは黒のチェックの膝上スカート。
いつもの茶色のブーツに合わせるから、タイツは黒。
ゆるい三つ編みを編んで、最後にリエーフとお揃いのフレグランスをふりかける。
そういえば、お揃いのフレグランス、残りが少なくなってきたな。
今度、また一緒に買いに行こうか。
そんなことを考えていると部屋のドアがノックされた。
「みゆさーん!準備できましたかー?」
『すぐ行くー!』
皮のショルダーバッグに財布とスマホ、ハンカチなどを詰めると、部屋のドアを開ける。
ドアの前には着替えが終わったリエーフ。
白のパーカーに黒のスキニー、赤のチェックのシャツを腰に巻いたラフな格好。
財布とスマホはポケットにin。
「お待たせ?」
『みんな準備できてますよ?』
「じゃあ行こうか?」
そういうと私達はリビングに移動した。