第41章 ねんまつねんし。〜第3体育館組、再来。〜
お風呂から上がれば案の定お布団にゴロゴロしているみんな。
体があったまったからかまぶたが落っこちそうになっている私をいち早く見つけたのはやっぱりリエーフ。
「美優さん?眠そう。」
『ん…』
ちょいちょいと手招きされリエーフの側に寄ると、「どうぞ!」とリエーフの腕が差し出される。
『リエーフ…それは無理じゃない…?』
周りも何か言いたそうにしてるよ?
周りみよう?
「じゃあ、俺の隣にきます?」
そう、私に微笑みかけたのは赤葦。
『だ…から…』
「じゃあ、僕…?」
「俺はー?」
「じゃあ俺、どーよ?」
赤葦のノリに誘われ、蛍、木兎、クロも腕を伸ばす。
『お断りします。』
「「やっぱりドライ‼︎」」
『リエーフ、腕枕はいいから隣にいて?』
そう、リエーフに言えばふわりと微笑むリエーフ。
布団の端に横になれば瞼が下がり、意識が遠のく。
「おやすみなさい、美優さん。」
リエーフの優しげな声を聞きながら私は眠りについた。