第41章 ねんまつねんし。〜第3体育館組、再来。〜
夕飯が終わればチャンネル争い。
「俺、笑っちゃいけないやつみたい!」
「俺は歌合戦派。かしゆか見なきゃ今年が終われねー。」
「俺アウトーってやりたいっす!」
「俺歌合戦派。華やかなステージからゆく年くる年に変わる瞬間が好きなんだよね。」
「僕も歌合戦で。音楽聴きたいですし。」
笑っちゃいけないVS歌合戦でバチバチ火花を散らす2チームに唐突に話しかける。
『うち、一度に2つの番組観れるよ?』
「「「「それじゃあ意味がない!(んです。)」
『じゃあ、録画しようか。日付越えたら改めて見たらいいよ。』
どうせみんな徹夜するんでしょう?
そう聞けばみんなはこくこくとうなづいた。
『じゃあ笑っちゃいけないが人数少ないし録画ね?』
そういいリモコンを受け取ると、録画をセット。
番組を変えれば、華やかなステージで赤、白それぞれに分かれた歌手がマイクを持ち歌を奏でていた。