第41章 ねんまつねんし。〜第3体育館組、再来。〜
ご飯を食べたら、洗い物をしてからお着替え。
今日のコーディネートは胸元ざっくりめの淡い水色のニットスカートに白のペチコートを合わせて黒タイツをあわせる。
防寒代わりに黒のジャケットを合わせるつもり。
鞄は革のリュックサック。靴は膝下までの茶色のロングブーツにするつもり。
着替え終わりリビングに向かえば、リエーフも準備が終わったみたい。
今日のリエーフ、淡い水色の胸元ざっくりのお尻が隠れる長さのニット、白のタンクトップ、黒のスキニーパンツ。
完全に私とお揃い。
「美優さんかわいい。」
『リエーフも…似合う…ね?』
服を買う時に散々同じやり取りをしたはずなのに、それでもまた同じ反応をしてしまう。
「あ、そろそろ行かないと間に合わなくないですか?」
時間を見れば家を出るギリギリの時間。
『そろそろ出なきゃね?』
そう言ってリビングを出ようとすると、あ、とリエーフが小さな声を上げた。
2つに分けて結った髪の毛の間。
うなじから見えるゴールドのチェーン。
「つけてくれてるんですね?」
クリスマスプレゼントを早速活用しているところを見たリエーフは嬉しそうに頬を緩める。
『だって…リエーフがくれたから。』
照れ隠しでリエーフから目をそらし、早足で玄関に向かい、ブーツを履いていると後ろからふわりと温かいものが首元に巻かれた。
「マフラー。せっかくだしつけましょう?」
『そうだね。』
自分の首に白いマフラーを巻き、隣を見れば同じブランドの黒のマフラーを巻いたリエーフが隣にいた。
クリスマスに何も準備できなかった私。
次の日、買い物に出た際リエーフと一緒に選んだ。
ふわふわの触り心地がお気に入り。
どんどん、”お揃い”が増えて嬉しいな。