第40章 冬休みまでのカウントダウン。
その日の部活の帰り、 私達は3年5組で木兎達に電話。
丁度部活の終わった蛍も含め、3組で電話が始まった。
「急に遊ぶとか…なんなんだよ木兎。」
「えー!長期休みなんだしあそぼーぜ?部活ねーのって正月くらいだろ?
みんなで紅白見て、初詣行って春高祈願しようぜ!」
完全に呆れ顔のクロ。
『っていうか蛍は今回あっさりOKしたけど大丈夫なの?』
「今回は兄が年越しライブで東京に行くので便乗します。」
『お兄さんはホテルどうするの?もし、あてがなかったらうち、部屋あけとくよ?』
「ああ、後で聞いておきますね?」
『他のみんなは夏と一緒でみんなで雑魚寝で大丈夫?』
「美優さんがいいなら…」
「おう!おせち食いてー!」
おせちって…
『木兎アホなの?作るのにどれだけかかると思ってるのよ。』
「木兎さん、年越しそばで我慢してください。」
赤葦のなだめる声…
本当、木兎のお世話係毎回お疲れ様だわ。
「とりあえず日程決めるぞ!ツッキー休みはいつだ?」
「えっと僕は30日から3日までですね。4日にまた東京に移動ですが…ちなみに兄は31日に東京に行くみたいです。梟谷の休みは?」
「こっちもそのくらいかな?音駒はどうですか?」
「こっちもそのくらいっす!」
『じゃあ今回は31日、1日、2日でどう?
蛍もそれだったらお兄さんと一緒にこっちに来れるでしょ?』
「そうですね。」
「よっしゃあ!遊ぶぞ!」
一気にテンションが上がった木兎に私から一言。
『あ、1つ言っておくけど課題終わらせなかったら年越し蕎麦ありませんから。』
「うそ…」
「美優さんマジな目をしてます。」
電話口には木兎の叫び声が響き渡った。